未来を考える

今からわずか20年先、2040年を考えていこうと思います

パラダイムシフト

ちょっと面白い記事を読んだ。

toyokeizai.net

主張の中で一点、注目したのは「自動車の寿命」に関する記載。EVがもたらす効用として耐用年数が伸びるというもの。電池などの消耗品はそうはいかないだろう。しかし、これまで車が極端に長寿命化するという概念で将来像を描いたことはなかった。

仮に平均40年持つ自動車が普通になってきたらどうなるか?

 

外装、内装などについては劣化する。傷、日焼け、飽きる、いろいろな理由でこれからは交換する機会が増し、従来マニアックな人だけがシート交換したり、内装を作り直したりしていたパーツ市場が大幅に一般層に広がる。

そして素材の技術開発は日々進んでいる。傷が消える樹脂というものもできてきている。そうなると外装の傷はほとんど残らない世界もやってきかねない。それで手に負えない場合は交換するし、何より「飽きれば」交換する。

中古市場に流す際にも、従来よりはるかに長寿命だと少々の走行距離ではあまり価格下落しなくなるので、資産価値が高まる。

 

うまくいくと欧米の住宅のように、工夫して内装などを良くすることで価値を高めて売ることもできるようになるかもしれない(日本人の中古嫌いの感覚は最近のマンションなど不動産の中古シフトも含め、徐々に薄れていると感じている)。

 

これはパラダイムシフトの予感をさせる。

5年程度では来ないが、2030年以降を意識すると、、